giappllo’s blog

主張なき雑文を浅き考えのままに

成人

今年二十歳となる後輩たちは皆故郷へと帰っていった。これからの人生で何回成人式に想いを馳せる機会があるのだろうか。

 

同窓会。旧友たちと再会し、二十歳のそれであれば男子とは相変わらず盛り上がり、化粧を覚え誰が誰だか分からなくなった女子を特定する。

 

将来二十歳を懐かしんであの頃に戻りたいと思うことがあるのだろうか。

 

 

 

あの頃に戻りたい。こんな思いを大体の人は抱くのか、或いは過去幸せだったからこそ抱く思いなのだろうか。高校生ですら中学に戻りたいと言っている。ネット上でも一時期とある女子がそんなことを言っていたような気がする。もはや自分では中学生に戻りたいとは思わなくなっているが、幸せでなかったとも思っていない。

 

人生をやり直せるならばどこからやり直そうか。もし可能なら記憶を保ったままやり直すに限るが、そんなラノベにありがちな展開で異世界でないだけのもの、やはりファンタジーである。その上で小学生からやり直して周りからひたすら異端の目を向けられるのはどうだろうか。きっと内心で自分の化けの皮がいつ剥がされるのか恐れるのだろう。

そのやり直しの果てには何が待っているのだろうか。左京区田中に一人暮らしはできているのか。結局はこれに落ち着く程度の人生経験ということだ。